一枚は持っておきたいガソリンカード
ガソリンカードという言葉には複数の意味があります。
たとえば特定のガソリンスタンドで使えるポイントカードのことを単にガソリンカードと呼ぶ場合もありますが、ここではクレジット機能を持ったガソリンスタンド専用カードについて説明したいと思います。
まず、石油会社が発行しているクレジットカードの多くにはその系列スタンドでの割り引きやキャッシュバックのサービスが付いていますが、これはあくまで個人向けクレジットカードの付帯サービスなので厳密にはガソリンカードとは異なります。
ガソリンカードとは法人向けのスタンド専用カードで、つまりトラック業者や配送業者などが給油の際に会計を迅速に行うために使われるものです。いちいちトラック運転手が財布からガソリン代を支払っていては非効率なので、ガソリンカードを使ってあとで会社に一斉に請求がくるようにするわけです。
そしてこのガソリンカードの多くには特定のスタンドだけでなく複数のスタンドでも割り引きが付きます。大手の法人はこのガソリンカードによって燃料費を大幅に節約しているのです。
しかし、ではこの法人向けガソリンカードが自営業や個人事業主には作れないのかというと実はそんなことはありません。
個人事業主に向けても発行されるガソリンカードはいくつもあり、それぞれに審査の通りやすさや利用時のサービスに細かな違いがあります。
ですがクルマを使う仕事をしているのであればこのガソリンカードを持っているかどうかでランニングコストに非常に大きな差が生まれてきますから、とにかく何でもいいから一枚はガソリンカードを作っておくのがおすすめです。
カードを選ぶ基準としてはまず自分が使いやすいスタンドに合わせるのが基本ですが、年会費の有無も意識しておいた方がいいでしょう。